人それぞれの
「成長」を追いかける。

叩き上げマネージャーが失敗から学んだキャリア形成の極意とは

2021.09.24

グラスト(以下、GRUST)には業界経験の有無問わず、様々なバックグラウンドを持ったメンバーがゼロからスタートし、キャリアアップをしていける成長環境があります。そして自ら失敗を経験してきたマネージャー陣がいるからこそ、部下や仲間を信頼し、ともに成長していくことを大切にしているメンバーが集っています。

今回はマネージャーとして横浜オフィス オフィスサポート事業部の拠点責任者を務める中村、そして同じくマネージャーとして渋谷本社および池袋オフィスにてオフィスサポート事業部の拠点責任者を務める山形が、GRUSTへ入社した理由からマネージャーとして失敗したエピソード、またふたりの今後の展望について語り合いました。

現場スタッフ、サッカー指導者だったふたりがGRUSTに入社を決めた理由

―― まずは、おふたりがGRUSTへ入社を決めた理由について教えて下さい。

中村:キッカケは、代表の井尾が書いていたブログでした。2014年当時、まだ社名もGRUSTとなる前、RISEという社名だったのですが、ブログを読んで、すごくアツい会社だし、必ず成長する会社だなと。この会社で経験を積みたいと思ったんですね。
そして、どうにかGRUSTに入社できないかと思ったのですが、当時はまだ全国展開もしておらず、求人募集もしていませんでした。

そこでGRUSTの社員ではなく、GRUSTの派遣スタッフとして働き始めました。そして派遣スタッフを管理する社員の方に「GRUSTで働きたい」ということをアピールし続けたら、あるとき声をかけてもらえて、2015年4月に晴れてGRUSTに正社員として入社することができました。

山形:私の場合は、30歳になるまでずっとサッカー漬けで。そして2016年当時はサッカー指導の仕事をしていたのですが、給与面でもこのままでは厳しいなと思い、30歳になることを機会に新しいことにチャレンジしてみようと思い、就職活動をはじめました。
できることと言っても営業くらいしかできないと思っていたのですが、6社面接して6社とも内定をいただけて、そのうちの1つがGRUSTでした。

実はGRUSTはたまたま面接を受けただけだったのですが、面接で代表の井尾と話したときに、「この人はすごいな」と感じて。そして、この人と一緒に働きたいと思うようになり、6社の中で給与条件が一番低かったのですが、GRUSTに入社することを決めました(笑)。

山形

―― その後、どのタイミングでおふたりはマネージャーポジションに就かれたのでしょうか?

中村:2015年4月に正社員となった2年半後、2017年10月に横浜支社のマネージャーに就任、拠点責任者を任されました。はじめ昇格の話があったときは、「僕ですか?」と正直驚きが大きかったです。

というのも、当時は本社所属で営業職をしていたのですが、完全なるプレイヤー気質で、自分の予算をいかに達成するかしか考えていませんでした。また、当時の上司からはお叱りを受けることも多かったため、あまり自己肯定感も高くなかったんです(笑)。

そんな状態でしたから、自分がマネージャーとして務まるのかと不安にも思ったのですが、マネージャーになるというチャンスはなかなかありませんし、このチャンスを掴まなかったら、次いつチャンスがまた訪れるかわからない。

そして、自分をマネージャーに推薦してくれた上司の期待に応えたいという思いから、やるぞと決意が固まりました。

山形:中村が本社所属だったときに、私は中村の部下として一営業メンバーとして働いていました。そしてチームリーダーを経て、入社2年半が経ったタイミングでマネージャーに就任、秋葉原支社の拠点責任者を任されました

秋葉原支社は新しい支社であったため、新しいメンバーとともに拠点立ち上げから行う必要がありました。当時は「他のメンバーに負けたくない」といった気持ちも強かったため、新規拠点の立ち上げから携われるのは大きなチャンスだと思いましたし、やってやるぞと非常に前のめりな姿勢でした。しかし、2ヶ月で渋谷本社に戻されてしまいました。

「成長に繋がるなら失敗してもいい」マネージャーとして部下を信頼して任せることが大切

―― 山形さんはなぜ、わずか2ヶ月で秋葉原支社の拠点責任者から本社に戻されてしまったのでしょうか?

山形:当時の私は営業成績も良く、数字をつくることに自負があったため、秋葉原支社も必ず売上予算を達成させるぞと意気込んでいました。それはメンバーに対してもそうで、かに売上予算を達成させるかばかりに目がいってしまい、メンバーが気持ちよく働ける環境づくりを疎かにしてしまっていました。

その結果、当時8名のメンバーがいたのですが、メンバーからは「一緒に働きたくない」「山形のやり方についていけない」といった声が上がるようになり、売上は伸びているものの、仲間がついてこない状態になってしまったんですね。

それまではサッカーの指導者をしていたこともあり、マネジメントには自信があったのですが、 渋谷本社に戻されたことで自分自身を否定された気がしてしまい、メンタル面が弱ってしまいました。そして「心の休息期間として1〜2ヶ月、何もしなくていいぞ」と言われ、本当に8時間ただ何もせずにボォーっと過ごす日々を過ごしました

当時を振り返ると、相手のことを考える、相手がどう受け取るかを考えるといった当たり前のことができていなかったなと。その経験があったことで、あらためて自らの行動を反省し、みんなが気持ちよく働ける状態をいかにつくるかということを大切にするようになっていきました。

中村

中村:メンバーが働きやすい環境づくりという点では、私もつまずいてしまった経験があります。マネージャーになったばかりの頃は、本来部下に任せるべき仕事含め、いろいろなタスクを自分ひとりで抱え込んでしまいがちでした。

そして山形と同じく、数字をつくることばかりに意識がいってしまっていて、予算が未達になりそうなときなんかは、部下に任せたら予算達成できないのではと思うばかりに、自ら動いて数字をつくりにいこうとしていました。
そうした働き方をしていたものですから、私自身が余裕のない感じになってしまい、マネジメントも疎かに。結果的に部下からも「私たちのことを信頼していないんですか?」と言われてしまうような状況になってしまいました。

そこで井尾からはマネージャーとしてどう仕事を進めるべきかを指導いただき、それからは部下に任せていくようになっていきました。また、拠点責任者の雰囲気が悪いと拠点全体の雰囲気が悪くなってしまうため、どんなときでも笑顔でいようと。そしてメンバーが働きやすい環境をまずはつくろうと進めていきました。

―― そうしたご自身の経験を通じて、あらためてGRUSTでマネージャーに求められる資質はなんだとお考えですか?

中村:GRUSTの理念でもある信頼と成長。それを自らが体現できるかどうかが大切だなと。具体的にはマネージャーとして、部下といかに信頼関係を築き上げられるか。フォローが必要な部下がいれば、毎日ミーティングを重ねたり、積極的にコミュニケーションをとることで、部下は成長していくということを私自身、目の当たりにしました。

そして部下が自分もやってみようと思えるよう、自分自身が成長している姿を見せられるかどうか。上司が諦めてしまえば、当然部下も諦めてしまいます。マネージャーとして期待されているからこそ、その期待に応えられるよう自分自身が成長し続けることで、信頼が生まれる。そう思っています。

また、ブレずにやり続けられるかどうかも大切です。マネージャーという立場であれば、特に成果が出ていないときはとても苦しい思いをするでしょう。逃げ出したいと思うこともたくさん経験します。それでも課題にしっかりと向き合い、前に進んでいくこと。

どんなに苦しいことがあっても、その先にはクライアントや仕事を探している求職者の方々がいて、その方々に喜んでもらえるためには何をすべきかを考えれば、必然とブレずにやるべきことが明確になると思っています。

山形:中村の言う通りで、まさに信頼と成長ですよね。マネージャーという立場として、部下と同じ目標に向かっていく中で、いかに信頼して任せられるか。ときには失敗してもいい。失敗したら上司である私が責任をとればいい。
私自身も失敗から多くのことを学んだように、長い目で見れば、そうした失敗は部下自身の成長に繋がっていくからです。

そしてGRUSTは決して仲間を見捨てません。私も一度拠点責任者として失敗しましたが、再びチャンスをもらい、チャレンジすることができました。同じベクトルを持った仲間がいるからこそ、失敗を恐れずにチャレンジすることができる環境ですし、マネージャーとして部下がチャレンジして成長していける環境をつくることが大切だと感じています。

業界経験があってもGRUSTではゼロからスタート。結果を出せば誰にでもキャリアアップの機会がある

―― GRUSTでは業界未経験の方々も多くいらっしゃいますが、誰にでもマネージャーとして活躍できる機会はあると感じますか?

山形:サッカーしかしてこなかった私がマネージャーをしているということが証明していると思っていて、GRUSTは経験があろうがなかろうが、バイアスなく評価をしてくれる会社。

また、完全に実力主義の会社ですから、たとえば業界経験のある優秀な方が入社してきても、いきなり責任者を任せるといったことはなく、他のメンバーと同じくゼロからスタートするんですね。そして結果を出して、ステップアップしていってマネージャーになるという形のため、実力がなければ創業メンバーですら離れていきます。

そうした環境でチャレンジしたいという方であれば、業界経験問わず、非常にやりがいを感じられる会社だなと思います。

中村:これは代表の井尾から聞いたのですが、GRUSTは経験のある外部の優秀な人をヘッドハンティングしないらしいんですね。それよりも、業界経験の有無に限らず、ゼロからスタートして、一緒に熱い想いを共有して、カルチャーをつくっていけるような人を採用したいと。

そういった採用方針もあり、上を目指そうと成長意欲ある人がGRUSTには集まっていますし、みながやるべきことをしっかりとやり、クライアントからの信頼を得られているからこそ、コロナ禍であっても、業績を伸ばし続けられるような成長をGRUSTは実現できているのだと思います。

―― 最後に、おふたりの今後の展望を教えて下さい。

中村:まず担当している横浜支社に関しては、横浜エリアで同業他社の業績を抜き、エリアNo.1を目指していきたいと考えています。また、マネジメント面に関しては、部下の教育に力を入れていき、私以上の役職者が生まれるようになっていけば嬉しいなと。

そして私自身もマネージャーとしてもっと成長していき、ゼロイチでの新しい拠点の立ち上げを経験していきたいですし、自分ならではのマネージャー像を確立していきたい。そう考えています。

山形:私はいま渋谷、池袋の二拠点を任せてもらっていますが、今後は首都圏すべてを見れるようなエリア統括マネージャーを目指していきたいと考えています。

そのためには、予算が達成できていないとき、また苦しい状況であっても、みなの前に立って推し進めていけるようなマネージャーとしてもっと成長していきたいですし、何か困ったことがあれば相談してもらえるような、メンバーから信頼されるマネージャーでありたいと思っています。

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